おはようございます。
昨日、頭にくることがありました。
私が担当している、あるおばあちゃまがいます。
独居で家族がなく、姪御さんがキーパーソンです。
姪御さんはいつも色々なことを対応してくださる方で、
無理をしていないだろうかと、心配になるくらいです。
おばあちゃまは、ひどいもの忘れがありますが
ADLはほぼ自立で室内は自分で歩けます。
ある程度のことは自分でやれます。
ただ、体力的なものと疾患があるので、
訪問介護の生活支援、訪問看護が入っており、
閉じこもりを防ぐことと、刺激のある生活をするために
デイサービスにも通ってます。
訪看さんから、
「最近横になっていることが多いし、
痩せているから褥瘡ができる心配がある。
褥瘡予防マットレスを入れたほうがいい」
と、言う話が出ました。
私はそれを受けて対応しようとしたのですが、
軽介護度者のため、褥瘡予防マットレスは対象外と
いうことを、今更ながら知りました。
そんなわけで、初動がおそくなったので、
訪看さんから、「早く入れてくれ」と注意されました。
それは、もっともだと、反省しました。
ウチの責任者に、
軽介護度者の福祉用具貸与の利用手続きを教えてもらい、
主治医に文書で、褥瘡予防マットレスが必要である旨の意見を頂き
福祉用具の会社と連絡をとり、
納品日をきめて、その日に担当者会議をやることにしました。
そうしたら、訪看さんは、
「時間の調整ができないので、
自分が支援に入るときの時間に合わせて会議を開いてほしい。」
と、いってきました。
まず、そこで、少しカチンときました。
『てめぇら中心に、動いてるんじゃねえ!
利用者様とその家族が第一だ!』
と、心の中で叫びました。
(私、口が悪いんです)
実は、姪御さんのご主人が重い病気で、今度手術することになり、
手術することにより、ある障碍を抱えることになってしまうことになるんです。
姪御さんは、ご主人とおばあちゃまの二人を看なければなりません。
これはとても大変なことです。
だから、私は姪御さんに
「無理をしないで、何かあったらいつでも言ってください」
と、話してました。
納品日の前日、姪御さんから連絡があり、
「夫の病院から電話があり、明日来てほしいと言われた。
時間が納品日と重なるのでどうしよう」
とのことでした。
私は、「納品日と担当者会議はまた日を改めましょう」と伝えて、
納品日を延期することにしました。
まずは、姪御さんのご主人のことを優先しました。
おばあちゃまは寝たきりのかたではないし、
寝返りも打てますし、
デイサービスからは褥瘡の予兆の報告を受けてませんでしたので、
(ここのデイサービスさんは何かあればすぐ報告をしてくださるので)
数日遅れても大丈夫と判断しました。
各事業所に納品書と担当者会議の延期を報告しました。
そうしたら、訪看さんに、
「納品だけでも出来るでしょう!なんで延期にしたの!」
と、怒られました。
私は、本人は対応できないので、
納品の立ち合いや契約をするのには、姪御さんがいないとできないと返答し、
出来るだけ早く、納品できるよう手配する旨を伝えました。
まあ、確かに早いほうがいいと思い、
姪御さんに連絡をして納品日を改めて相談し、
当初納品日だった日の、次の日に納品をすることにしました。
そして、その旨を電話で伝言と言うかたちで訪看さんに報告しました。
その翌日(納品日)に、訪看の所長から、ウチの責任者に電話がかかってきて、
「かたつむりさんは、対応が遅すぎる、書類も大事かもしれないが、
褥瘡ができては大変だから、早くいれてほしい。
早くしないと褥瘡ができてしまうと、スタッフのみんなが心配している」
と、なかばクレームような電話があったそうです。
どうやら、外出中だった所長と担当者に
納品日を伝えてほしいと電話で伝言をお願いしたのですが、
伝わっていなかったようです。
そこでまた、カチンときました。
『そこまで騒いでいるのなら、伝言くらい伝えろっ!』
って、思いました。
それよりも、頭にきたのが、キーパーソンの姪御さんの
今の状況を全く考えていないことです。
今の時点での訪看さんは、おばあちゃまの、
床ずれができたら大変ということしか視点がないとしか思えないのです。
姪御さんは、夫とおばあちゃま(姪御さんにとっては叔母さん)の
ふたりを看なければいけないです。
これは、心身の負担がとてもの大きいと思います。
ご主人の病院から呼ばれたことによる、精神的な不安もあったと思います。
そして、今後のご主人の介護に対する不安もあるはずです。
本当に姪御さんは大変だと思います。
だから、姪御さんの今の状況を考えて、
おばあちゃまの今の体調や皮膚状態をかんがえて、
私は考えて、納品の延期の判断したのでした。
ちなみに、その電話の30分後に、私も立ち合い、納品は無事に終わりました。
私は
『支援者は、本人だけでなくその家族も含めて支援する』
のが普通だと思っています。
私の段取りがわるくて、手配が遅れたことは、正直に認め、反省していますが、
本人を支援する家族のことを考えられないような、
視野の狭い事業所とは、一緒仕事をしたくありません。
かなりの辛口になりましたが、今の私の本音です。
拍手をくださったかた、ありがとうございました。

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