私が担当してる独り暮らしのご利用者様が
年末から、突然認知症の周辺症状が突然に出現し、
急激に悪化していった。
幻覚・幻聴・被害妄想が常に出ている状態だった。
すべての内容が本人を非難するものばかりなので、
更に、不穏・興奮状態を悪化させいった。
隣の県に住んでいる息子は、時折様子をみにきていたが、
母親の状況を把握できていなかった。
その息子の認識の甘さに、
担当ケアマネながら驚き、自身の詰めの甘さを反省した。
社長から引き継いだケースだからと安心してたのが、間違いだった。
肝心なところの認識が、すっぽり抜けていたのだ。
とにかく周辺症状がでてから、
息子が自分の母親の状況を認識出来るまでに時間がかかった。
精神科の受診を何度も勧めても、その必要性を理解してくれなかった。
しかし、本人が大きな『騒動』を起こしてしまったことが、
幸か不幸か、その息子をようやく動かすことになり、
その結果、ようやく精神科への入院となった。
だから、私も安心した。
周辺症状がおさまるための治療がようやく受けられるとおもった。
だが、今日、突然、息子から電話があった。
今日病院を退院して、
近所の有料老人ホームのショートステイに移ることになったとのこと。
理由を伺うと
『帰宅願望が強く、外へ出ようとするため、
玄関を施錠を出来ない病院としては『看れない』』
と、いうことだそうだ。
つまり、病院を追い出されたのだ。
急激の悪化で、状況に対応できない家族が、やっと動いて
ようやく主治医を受診し、
その翌日に主治医から紹介された精神科へ入院となったので、
私はタイミング的に区分変更申請をすることができなかった。
ちなみに今は『要介護1』。
そのため、特養の申し込みもできない。
『特例』に該当するかどうかを今調べているところだ。
有料老人ホームやグループホームは経済的には厳しい。
我が家だって、自分の親を
有料老人ホームやグループホームに入れるお金はない。
特養だって正直厳しい。
私の担当している人は、
必要な支援が介護保険上認められなくて、
『必要な支援が受けられない人』がとても多い、
そして、介護保険サービスの利用料金に支払うお金を工面するのに
とても苦労している方ばかりだ。
そこそこの年金なので、軽減の対象にならないが、
生きていくために、医療費その他でお金がかかり、
介護保険サービスに支払えるお金が工面できないのだ。
この現状に、ケアマネージャーとしての自分の無力さを常に感じている。
どうやって、打開していけばいいのかわからない。
そして、現状と全く違う方向へ改正されていく制度と
それを考えている人達に怒りさえ感じる。
みな、受け取る年金は微々たるものだ。
子どもたちだって自分の生活と老後があるから
自分のお金を出すことが現実的にできない。
私の両親も私も同じだ。
正直、私も父が『癌の終末期』になった時のことを今から考えて、
お金のことで頭を抱えているのが現状だ。
お金がない、でも支援が必要な高齢者は、
どうやって生きていけばいいのだ?!
家族はどうすればいいのだ?!
ケアマネージャーとして、娘として、
やり場のない怒りをいつも感じている。
拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は 後日書かせていただきます。
ご了承くださいますようお願いいたします。
(本当に、本当に、ずっと書けずにごめんなさいっ)
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