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ただ今、人生の仕切り直し中のケアマネ
プロフィール
HN:
かたつむり
性別:
女性
自己紹介:
心と身体を壊し、まだ人生の仕切り直し中のケアマネ。

保有資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員。ついでに日商簿記2級・全商簿記1級
(Twitter@renrinoeda2)
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働きながらキーパーソンをする難しさ

昨日、社長から言われた。


「残業をしないでほしい」と。


私の身体が心配だとか言っていたが、
よくよく話を聴いていると『労働基準監督署』の指導が入ると
困るからというのが本音だ。
「『労基署』が厳しくなった」と、言ったので。
ちなみに、ウチの会社は『残業代』は出ない。
 
 
『父の肺に影がある』と言われた時点で、
『介護保険の認定調査員』という仕事は降ろさせてもらった。
調査を受ける側もご家族が、都合をつけて時間を割いてくれている事もあり
父の病院の予定が入ってしまっても、調査日の変更ができないからだ。

ケアマネージャーとして担当させていただいている方は
いまのところ引き続き担当させていただくことにした。
ちなみに今は35名の方を担当させていただいている。
ケアマネ業界は、『担当件数でお給料が決まる』のが常識だからだ。
担当件数が減ると、給料も減るので、
これから父のことでお金がかかるから、
担当件数は維持しないといけないのだ、減給になるから。


12月から、出来る限り前倒しで、かなり無理なスケジュールを組んで、
ご利用者様宅へ定期訪問に行っている。
父のことで、急きょ病院へ行くこと等になった場合のことを考えて、
早め早めに訪問した。
それに、利用者様によっては『サービス担当者会議』というものを開く月がある。
私の場合は、この会議はいつも月に10件以上は行なっている。
15件になる月も少なくない。
これは、ケアマネージャーがいないとできない会議だ。

そのようなことから
あとから、父のことで対応しなけらばならないことが増えてしまった場合、
その結果、行わなければいけない業務ができなかった大変なので、
残業してでも、前倒しで訪問していた。


でも、残業をするなと言われたら、
父の対応ができなくなる。

今までは、父の付き添いで休んだ分を
土曜日に振り替えて出勤していた。
『それでもいい』と、社長は言ってくれていた。
でも、先日『原則土曜日出勤はダメ』とも言われた。
だから、いずれは土曜日の振替出勤もできなくなるだろう。


会社は家族の介護などには非協力的なのは知っている。
介護業界に入る前は、一般企業で経理事務をしていた。
簡単に有給もとれないのも知っている。
だから、介護の為に仕事を辞めていく人が多いのだ。
企業の実情を知っているから、
ケアマネとして私は、担当している方には出来るだけ、
仕事をしながら介護をしているご家族には、
仕事への支障が少しで少なくなるように、
その辺を考えて、努力して対応をしているつもりだ。


4年前に、父が肺がんを発症した際は
私は介護職として施設に勤務していた。
当時の施設長は、私の立場をご理解くださり、
同僚も協力してくれて
父の受診日等が決まると、
その都度シフト変更をしてくれて、
どうしても夜勤の交代の都合がつかなかった1度以外は
手術が終わるまでの3か月間、
ほぼ毎週だった父の病院の付き添いも、入院時の術前説明も
手術の立ち会いもできた。
おかげで、キーパーソンの役割を果たすことができた。
今でも『当時の施設長や同僚』に感謝している。

その施設長は
『困った時はお互いさま、いつ自分達が
 かたつむりさんと同じ立場になるかわからないからね』
と、当たり前のように言っていた。

両親には
「ここまで配慮してもらえる職場はないからね、施設長に感謝して。」
と、しつこいくらいに話した。


今の職場は、最初に書いた通りです。
「お父さんのことを最優先にしてね」
そう社長は言った。
でも、だんだんと話が変わってきた。
これが、現状なのだろう・・・そう思った。
『ケアマネージャーの会社』でもこうなのだ。


正直、これからどうすればいいのか、悩んでいる。


私が仕事を辞めたら、ウチは生活できない。

でも、病院でのやりとりは、両親だけでは、無理なのだ。

それに父は、もう良くなることはない。
父の状態が、悪化した場合、
もっと病院へ行くことが多くなるかもしれない。
今まで以上に私の付き添いが必要になるだろう。

でも、私の他に、キーパーソンができる家族はいないし
両親と一緒に話を聴ける者も私以外にいないのだ。


どうすればいいのか、途方にくれている。


利用者様や患者様、そのご家族が
こうして追い詰められていくのだと、
自分がその『立場』になって、
この厳しい現実がようやくわかった。




拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は 後日書かせていただきます。
ご了承くださいますようお願いいたします。
(本当に、本当に、ずっと書けずにごめんなさいっ)


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