正月用に買ったお酒『久保田』。
先ほどの夕食の時にようやく父と呑めました。
父は『旨い』と言って呑んでくれていました。
思い切って奮発して『碧寿の久保田』を買ってよかったです。
明日は、父の病理検査の結果を両親と一緒に聴きに行きます。
たぶん、具体的な治療の話も出るかと思います。
その前に、父とお酒が呑めて良かったです。
話は本題にはいります。
昨日、ウチの社長が怒って帰ってきました。
話を聴くと、クレームによるケアマネ交代の依頼があって受けた新規の方のことでした。
今まで担当していたケアマネに会って、今までどのような支援をしていたのか訊いてきたそうです。
計画書を見せてもらったら、普通じゃ考えられない内容でした。
日中ははびっしり支援が入っており、しかも自費ヘルパーがてんこ盛り。
これだけ自費サービスを使っていたら、有料老人ホームに入居できるのでは???と、思うくらいの内容でした。
でも、夜間帯は何の支援も入っていないのです。
ちなみに、独居でほぼ寝たきりの方だそうです。
で、社長と話していたのは、前任ケアマネだけではなく、そのうえの総括のかたも同席していて、いろいろ言っていたそうですが、社長は「あの人(総括の人)は、介護保険を知らない人だ」と言っていました。
社長は、「ケアマネなのだから、専門職として、会社や統括している人に、意見を言って、公正中立なプランを立てるべきだ」等の、発言を私にしていました。
社長の言うことは、確かに『正論』です。
でも、それだけでは、やっていけないのが『世の中』でもあります。
私は社長に、
「確かに社長の言う通りです。でも、ケアマネといえど、『雇われ』の身。上の人に意見を言って、自分のケアマネとしての正論を通すのは、とてもエネルギーがいることです。それに、上に反論したら、『じゃあ、お前(事業所を)辞めろ』と言われるだけですよ。現実的には難しい部分がありますよ。」
と、言ってみました。
しかし、社長は
「専門職なんだから、それはするべき。それをしないから、ケアマネは専門職としての地位が確立できない。」
と、言ってました。
ケアマネだって、自身の生活がかかっています。
幾ら正論を通そうとしても、職場を退職に追い込まれてしまっては、その後の生活ができません。
『理想』を通したくても、自分の生活も守らないといけない。
家族がいればなおさらです。
私だって、父のことがあるので、もうこれからは安易に転職はできません。
親元にいる利点はもうありません。
今後は徐々に私の給料が我が家の生活費にまわっていくことになるでしょう。
社長のように起業できる条件がそろう人は、ひと握りです。
少なくとも、もう私にはそれはできません。
自分には、もう両親の生活と人生がかかっています。
ケアマネとしてあるべき『姿』や『理念』。
それを目指すべきなのは、当たり前ではある。
しかし、事業所(会社)は赤字のままでは潰れます。
株式会社であれば、利益をある程度出さないと、何かあった時の余力が持てません。
差し引きゼロでいいという、経営者は少数でしょう。
そのため、介護支援事業所のあるべき姿からかけ離れてしまう事業所も出てくるのは、今の制度では防げないと思います。
ケアマネは、自分が所属している事業所(会社)の『思惑』で、
自身の『理想』と自分が置かれている『現実』の現実で板挟みになり、
苦しんでいる人は多いのではないか・・・そう思いました。
私も、社長に、『そのやり方ではいけない』といろいろ言われています。
たとえば、『モニタリング訪問は1時間以内』とか。
でも、私としては、1時間では、
ご利用者様やご家族の『本音』は聴くことは出来ないと思っています。
自分が『理想』とする『ケアマネ』を目指せるかどうかは、
所属している事業所次第なのかもしれません。
ふと、そんなことを思いました。
拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は 後日書かせていただきます。
ご了承くださいますようお願いいたします。
(本当に、本当に、ずっと書けずにごめんなさいっ)
ランキングに参加しています
ぜひ、ぽちっと押してやってください。
にほんブログ村<!--
twitter(←オタクサイトと共通です、ご注意を)
[3回]
PR