今日は11時出勤だった。
勤務時間の調整のために。
父は近所の公園の釣り堀に朝から出かけていた。
だから、出勤前に父のことで母に色々と話した。
実は、5年前の手術が終わった直後、
医師より家族だけに手術の説明があった。
その最後に『万が一、再発した場合』の事を
言われていた。
とても短い言葉だったが、厳しい内容だった。
でも、母も姉も覚えていなかった。
姉には話した。
母には話すべきか迷った。
でも、母が知らないまま、最悪の結果が出た場合、
ショックで動転してしまった母を見たら、
父は余計に辛いだろうと思った。
だから、母に話した。
先生に言われた『厳しい』内容を。
話した直後、母が動揺しているのがわかった。
私が出かける時間までには、落ち着くけるように
時間に余裕をもって話をしたが、
ご利用者様の家族から電話が入ってしまい、
その対応で結局時間がなくなってしまい、
職場へ向かった。
でも、母のことが気になったので、
職場から電話して、もう一度母と話をした。
「ショックで辛い」と母は泣いていた。
残酷なことを告げたことは自覚している。
でも、言わなければ、母に知ってもらっていないと、
もし、悪い結果が出たら、
ショックを受けるであろう父を
家族で支えることができないのだ。
「お母さんにこれを伝えるのは、
残酷なことだとはわかっている。
でもね、もし本当に再発だった場合
お母さんと私が、覚悟を決めていないと
お父さんを支えることができないんだよ。
一緒に動揺していてはだめなんだよ。」
私は泣くのを必死でこらえた。
私は両親の前で泣いてはいけない、
そんなことをしたら、
父も母も動揺する。
「ずべて、取り越し苦労であってほしい。
でも、結果が出る前に
お母さんと私が覚悟を決めておかないと
お父さんは、治療に専念できないんだよ。
私が、なんだかんだ言っても、
お父さんのそばにいて支えるのは
やっぱり、お母さんなんだよ。」
母を安心させるには、こういうしかなかった。
「もし、再発だったら
お父さんが治療に専念できるように、
お母さんもお父さんを支えることだけに専念できるように
あとのいろんなことは全部、私が引き受けるから。
お姉ちゃんは最初からあてにしてない。
全部私が一人でやる。」
本心の言葉だ、でも、はったりもある。
キーパーソンとして、出来る限りのことはやるつもりだ、
でも、全てを必ずできるかどうかは自信はない。
だけど、私がこれくらいのことを言わないと
母は不安と絶望だけを抱えている状態になると思った。
だから、はったりをかました。
そして、言った以上はやらなけばないけない、娘として。
母が、電話の向こうで
自分を落ち着かせるように
ひとつ大きな息を吐いたのが聴こえた。
「わかった、お母さんも覚悟を決めるよ。
だから、頼むね、かたつむり。」
母の言葉を聴いて
私は、もういちど、はったりをかました。
「大丈夫、任せて」
両親を少しで安心させるために
高額医療の支援について調べ続けた。
情報を教えてくれた方がいた、
とても助かった。
そして、一か所の病院で一定限度額以上の高額な医療費払えば、
手続きしなくても、会計の時に限度額以上にならないように
会計で対応してくれることがわかった。
最終確認を医療連携室に問い合わせるつもりだが、
両親に言ったら、少し安堵していた。
お金以外のことなら、何でもやる。
だから、お金のことはどうにか解決しそうだから、
私も、少し安心した。
こんなこと全てが
『取り越し苦労だったね』
って笑えることを祈っている・・・。
拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は 後日書かせていただきます。
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