昨日は、仕事の後に、研修に参加しました。
研修の内容は、『末期がん患者の見取りの支援』でした。
訪問診療をしている医師が講義をしてくれました。
講義の内容はとてもわかりやすく、
まだ、ターミナルのかたを担当したことがない私にとっては
とても内容の濃い講義でした。
しかし、講義を聴いている途中で、
4年半前にガンで亡くなった,
大好きな叔父のことを思い出しました。
家に戻りたいといっても、まだ動けるときの2週間しか過ごせず、
気丈な人が、病院のベッドでがんの痛みで苦しみの声をあげ、
モルヒネの投与が増えたら、
意識がもうろうとして会話をすることがでなくなり、
最後はせん妄がひどくなりながらも、痛みを訴えて、
私は、叔父に話を合わせながら、
痛がる身体をさすることしかできませんでした。
もし、あの時に、この講義の内容を知っていたら、
いえ、ケアマネージャーをしている今の私だったら、
自宅では無理でも、私達家族の家で引き取って、
母と私で介護をしながら、苦しませずに
『生まれ育った町で最後を過ごすことができたはず』
そう、思いました。
そう思ったら、悔しくて悲しくて、
自分の思いを感情を抑えることができませんでした。
研修が終わった後、直帰する予定でしたが、
このままでは、両親と平常心で話すことができないと思い、
いったん事務所に戻り(開催場所が事務所の近くだったので)
社長がいましたけれど、
気にせずに、声をあげて泣きました。
あの時に、今の知識を持っていれば、
叔父に対してもっと違うことができたのに・・・。
そう思ったら、とても悔しくて悲しかったです。
自分の感情を涙で吐き出して、
冷静を取り戻した時に、
『末期がんのかたの、在宅生活の支援ができる
ケアマネージャーになりたい』
そう思いました。
とても難しい支援です。
今の私には、力不足で、今すぐに担当できる力量はありません。
でも、経験を積んで、
末期がんのかたが自宅で最期を過ごせるように支援をしたい、
叔父のような最後になるような人を少しでも減らしたい。
そう思いました。
幼い私の手を引いて、
色々なところに連れて行ってくれた
厳しくて優しい叔父。
当たり前のように両親(祖父母)の介護をしていた叔父。
結婚適齢期に親の介護をしてたためか、
最高の男性だったのに、生涯独身だった叔父。
私が、
ケアマネとしての原点に立ち戻るとき、
いつもそこには、叔父がいるのです。
叔父の存在が、ケアマネとしての私の指針なののです。
拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
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