おかげさまで、父は先週の7日(木)に退院しました。
病名は『大腸憩室出血』。
実は、私はおととしの12月に大量下血をして
救急搬送されて、同様の病名がつきました。
私の時は、大腸内視鏡で3時間出血場所を探して止血、
合計1000ccの輸血をしたという、
とんでもないことになりましたが、
父は、幸いにそこまでは至らずに済みました。
念のために、大腸内視鏡で検査を受けましたが
ポリープなども見つからず、無事に娑婆に出てきました。
父の退院で気が抜けたようで、
昨日は、自分の整形外科受診以外は一日寝てました。
今日は1か月ぶりに音楽教室に行ってきました。
ひと月も休むと、感が鈍っていまして、
なかなか大変でしたが、
それでも思ったよりも音が鳴っていたので、
良かったと安堵してます。
このところ、自分も体調を崩して、父の入院もあり、
書類がまた溜まりに溜まってしまいました。
さて、これをどうやって片付けるか・・・と、
思いつつも、今月で担当が35件になりますんで、
ひと月溜めるととんでもないことになり、
それが5月分と6月分がたまっているので、
悲鳴を上げてしまいそうです(><)。
話は変わりますが、
先日、独り暮らしのおばあちゃまの
モニタリングに行ってきました。
結婚歴はなく、キーパーソンは自宅から
移動時間にして2時間ほど離れた姪御さんです。
たまたま、訪問した時に姪御さんがいまして、
3人で色々と話をしました。
そのさいに、おばあちゃまが、
「私は、誰にも迷惑をかけずに死にたい!」
と言い出しました。
姪「おばちゃん、それはむりよ。」
か「そうですよ、身内として姪御さんがいるのですから、
なにかあったら、姪御さんに連絡がいきますよ。」
お「役所は何もしてくれないの?!」
か「残念ですが、役所がしっかりと調べて
姪御さんに連絡がいきます。」
お「この子には、もう迷惑をかけたくないのよっ!
役所で適当にやってくれないかしらっ!!
どっかに捨ててくれて構わないのよっ!!」
姪&か「「それは無理ですっ!!」」
おばあちゃまとしては、
今までも姪御さんに迷惑をかけているという思いがあるので、
自分が死んだ後まで迷惑をかけたくないようです。
か「○○さん、姪御さんに迷惑をかけたくないのなら、
今のうちに『自分は死んだらこうしてほしい』と
伝えておくのはどうですか?」
お「えっ?」
か「自分死んだあと、どうしてほしいか、伝えておくと
残った遺族の人は、意外と助かるんですよ。
なにもいわれていないと、どうしたらいいのか
こまってしまうし、
もし、
遺産があったら、ゴタゴタしますよ。」
これは、私が大好きだった叔父が亡くなった時の
いろいろな経験から出た言葉でもありました。
姪「そうよ、おばちゃん、
『自分が死んだらどうしてほしいか』
言ってくれれば、そのようにやるから。」
お「そうなの?」
姪「もちろんよ。」
か「○○さん、、今は、安く葬式をすることもできますし、
お墓だって宗派の関係ない共同の納骨堂があるんです。
そういうところが、最近は多いんです。
ウチの両親はすでに共同納骨堂を申し込んでいて、
そこは納骨してから13年たつと土に還すそうですよ。」
と、いって、おばあちゃまと、姪御さんに、
Ipadで、ウチの両親が申し込んだ共同納骨堂を見せた。
私が住んでいる『地域』は、後を継ぐ者がいない人たちは、
お墓を建てるのではなく、共同の納骨堂に入るという傾向がある。
お「あら、これはいいわね。」
姪「そうよ、おばちゃん、今はいろんな方法があって、
『樹木葬』とか『海に散骨』とかあって、
以前のような『先祖代々の墓』にこだわらない方法があるのよ」
お「それはいいわね。」
か「お葬式だって、今は安くできるんですよ。
本当に最低限のものだけで出来るんです」
と、いって、おばあちゃまと、姪御さんに、
Ipadで、近所の『セレモニーホール』の
一番安いプランを見せた。
私は住んでいる『地域』は、
『家族葬』などの身内だけで葬儀をする傾向がある。
また、葬儀にあまりお金をかけない傾向もあり、
ウチの両親は『私たちの葬儀は一番安いのでいい!!』と言っている。
お「そうよ、(葬式は)安いのでいいのよ!!」
か「○○さん、たとえば、こういうセレモニーホールなどに
事前に申し込んでおいて、葬式の内容を決めておいて、
あとは、姪御さんに、申し込んだとおりにやってもらえばいいんす。
葬式の方法と、お骨を収める場所が決まっていれば、
姪御さんはとても楽になるんですよ。」
お「そうなのかい?」
か「何も決まっていないと、結構大変ですが、
事前に決めて、必要なお金を残しておけば、
あとは○○さんの言われたとおりにすればいいんですから楽ですよ。」
姪「そうよ、おばちゃんが『私が死んだらこうして』って
言ってくれればそのようにやるから。」
お「そうかい。」
姪「そうよ。」
お「あと、この家のことなんだよね~どうしたらいいんだい?」
姪「私の夫は法学部の出身だから、友人に弁護士が何人もいるの。
だから、その人に頼めば、遺言書の作成もできるんだから。
おばちゃんが『どうしたいか』書けばいいのよ。」
か「知人に弁護士さんがいるのはいいですね。
全く知らない弁護士さんに頼むのは、結構不安ですが、
姪御さんのご主人の友人なら、安心ですよ。」
お「遺言書はどうしたらいいんだい?」
姪「ちゃんと、手続きにのっとってつくらないと
無効になるから、弁護士さんに相談したほうがいいのよ。
そのうえで、おばちゃんが『こうしたい』ということを書いて
手続きを取ればいいのよ。」
お「そうかい?」
か「葬儀のこと、納骨先、遺言書、この3つがしっかりできていれば、
本当に、姪御さんたちは、楽なんですよ。」
お「じゃあ、考えてみようかね。」
姪&か「「そうですよ!」」
と、話が終活相談で盛り上がり、
気がついたら時間がなく、
慌ててモニタリングをしました。
終活相談は、ケアマネの仕事ではないですが、
利用者様にとっては、自分が死んだ後のことも
重大事なのだと思うます。
なぜ、私がそう思うか・・・。
私の叔父は、余命宣告の2か月後に亡くなり、
私たち遺族は、結構大変な経験をしました。
叔父は独身だったので妻子もいないため、なおさら大変でした。
叔父は、普段から、いろんなことをきちんとしていて、
周囲に迷惑をかけたくないと思っていた人でした。
姪の私にも「お前には迷惑はかけない」と言っていたくらいです。
でも、叔父は階段を転げ落ちるように悪化して、
末期は、病状がとてもひどかったので、
さすがの叔父も
自分の死後のことを考えられなかったと思います。
だから、結構『終活』って大切だと、
個人的には思っています。
拍手やコメントをくださった方
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は畳んであります。
『拍手お返事』をクリックしてご覧ください。
ランキングに参加しています
ぜひ、ぽちっと押してやってください。
にほんブログ村<!--。
[4回]