ご無沙汰しています、現在も静養中です。
昨日まで、実家で過ごしていました。
体調の良い時に、自宅の散乱した部屋の中を少しづつ片づけています。
前日も書きましたが、色々とあって、再び心と身体を壊して休養中です。
そして、今の会社(居宅介護支援事業所)は退職することにしました。
理由は、ブログでは詳細は触れませんが、また戻っても再び心と身体を壊すのがわかってしまったからです。
今は『自分の心と身体を守ることが第一優先』にするしかない状態にまでなってしまいました。
そうしないと『本当に自分が壊れて、元に戻ることができなくなってしまうほど、今の私はボロボロになっている』状態にまでなっているのです。
再就職するときに、悪友看護師に苦言を言われました。
『自分の身体より大事な仕事はない!それを忘れるな!!』
悪友の苦言にしたがって、これ以上ボロボロになる前に辞めようと思いました。
ご利用者様とご家族の事を考えたら、本当に申し訳なく思います。
ですが、このまま続けたら、自分の命にも関わりかねないと思い、苦渋の選択でした。
こうなった理由は沢山あるが、その中の一つは、管理者との『福祉専門職としての価値観の相違』がありました。
私は、ケアマネである前に『福祉専門職』でありたいと、『ご利用者様とご家族の生活と人生を守り支えるのがケママネの任務』と考えていました。
そんな私の価値観と、社長の価値観はあまりにもかけ離れていました。
だから、ケアプランに対する考え方まで全く違っていました。
完全に仕事のスタンスが違っていたのです。
社長のケアマネとしての価値観、そしてそれ以前に社長の一個人としての考え方に対して折り合いをつけるのは、私にはどうしても難しかった、できなかったのです。
自分の福祉専門職としての『ポリシー』をかえることは、どうしても出来ないことでした。
現在の職場の7か月間で、自分の身体を壊しながら感じた事は『ケアマネ業界の危機』でした。
職場だけでなく、いろんな研修にも参加して、他事業所のケアマネさんの考えを知る機会もあった。
一生懸命にケアマネの仕事に取り組んでいる人も沢山います。
けれど、正直『あなたは、なんのためにケアマネになったの??』と、思うような人も少なくなかった。
主任ケアマネさんも、その責務に懸命に取り組んでいる方も沢山います。
その一方で、『名前だけだから』とかいって、権利だけしっかり利用して、義務は全く果たさない人もそれなりにいます。
経営能力もないし身につけようと努力もしないで、居宅介護支援事業所を開いている主任ケアマネもいます。
ちなみに、私は自分で居宅介護支援事業所を立ち上げたくてもできません。
主任ケアマネではないからです。
正直、とても悔しいです。
かつて話題になった『ケアマネ不要論』。
私は今回、『ケアマネは要らないといわれても仕方がない』という現実を目の当たりにしました。
これでは本当に、ケアマネという職種が近い将来なくなるのではないかと、私は実感しました。
それとともに感じた事が、介護保険制度での高齢者の支援の限界でした。
ケアマネとして、前職場と合わせて、3年半ほど仕事をさせて頂きました。
ご利用者とご家族とともに苦しみともに笑いながら仕事をさせて頂けたことは、私にとってとても幸せでした。
今でもケアマネの仕事は大好きですし、出来れば続けたいと思っています。
しかし、父を看取ってから、ケアマネの視点だけでなく、在宅介護をする家族の視点の両面で、ご利用者様とご家族も見るようになっています。
ましてや、私はクライアント側にもなったことがあるので、その視点でも見てしまいます。
その為、私は、他のケアマネさんとは、価値観も動きも視点も全く違うことに、今になって気がつきました。
そして、そのことで、今は他のケアマネから浮いてしまっている自分を常に感じるようになってしまいました。
それと、父を看取ってから精神的に不安定になったことで、『在宅介護で家族を看とった後の遺族のケアが全くない』とに、自分が当事者になって気がつきました。
立ち直るまで支えてくれた悪友看護師と、『制度化されていない必要な支援』について、色々と話をして、そのことの重大さにようやく気がつきました。
父の死から立ち直りはじめたころから、自分の中で、『制度の隙間に埋もれて苦しんでいる人たちを支援する活動がしたい』と、そう思うようになっていきました。
ケアマネの仕事をしていくごとに、法制度にない隙間に落ちてしまう支援者を何人もみてきて、『このままでいいのか?!』と、思うようになりました。
そんな矢先に再び体調を崩しての退職となりました。
変な言い方になりますが、今の自分が『目指したい』『取り組んでみたい』と思っていることは、ケアマネの立ち位置では限界があり、できないと思いました。
だから、これから福祉専門職としてどのように活動していくか、もう一見つめなおしてみたいと思っています。
『制度の隙間に埋もれて苦しんでいる人たちを支援する活動』をするために。
具体的にどうするかは、漠然とはイメージはしていますが、最終結論はまだ出ていません。
ただ、一つ決めていることは『社会福祉士』としての勉強を一からやり直そうということです。
そして、制度の枠にとらわれない支援をしてみたいと考えています。
その為の引き出しを、今はとにかく多く持ちたい。
だから、これからはとにかく『勉強』します。介護保険もそれ以外のことも。
『ケアマネ』ではできなかったことが、『社会福祉士』としてならば、何かできるかもしれない。
『制度の隙間に埋もれて苦しんでいる人たちを支援する活動がしたい』
まだ、漠然としていますが、自分の新たな目標と夢を目指して、これからの生き方を探していきたいと思っています。
そんなわけで、一度ケアマネから離れることになると思いますので、どう転がってもいいように、ブログのタイトル名をかえました。
向日葵は私の好きな花です。
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