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ただ今、人生の仕切り直し中のケアマネ
プロフィール
HN:
かたつむり
性別:
女性
自己紹介:
心と身体を壊し、まだ人生の仕切り直し中のケアマネ。

保有資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員。ついでに日商簿記2級・全商簿記1級
(Twitter@renrinoeda2)
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何でも丸投げする『家族』

昨日の怒り駄文と、少し矛盾するが
最近イラッとすることがある。


『ほんの一部の家族の考え方』である。


ほとんどのご家族が、ご利用者様の為に
一生懸命介護している。
介護を各サービスに依頼しても
家族としてするべきことを
一生懸命考えて行動している。


しかし、ほんの一部の家族が勘違いしている。


『ケアマネージャーは何でもやってくれる』と本気で思っているのだ。

さすがに、ケアマネは『何でも』はできない。


利用者様のご家族からきいた話だが、どうやら、役所で
『ケアマネージャーさんに相談すると『何でも』やってくれるから、頼んだほうがいい』
とか言っている役人がいるらしい。


だったら、それに見合う給料出せ!!と言いたい。



私は、精神的に追い詰められているご家族には
「困ったことがあったらいつでも連絡ください」と言っている。
そうしないと、心が壊れるかもしれないからだ。


しかし、この休みにかかってきた電話は、
決してそうではない。


いずれも、ご利用者様は『独り暮らし』。
家族は、遠方に住んでいる。
そして、ケアマネが何でもやってくれると思っている。

救急搬送された方の娘さんは、
「母の退院のときは、かたつむりさんが迎えに行ってくれますよね。」
と、言い切った。
前任者の社長は、ケアマネの仕事と介護保険についてどう説明したんだ!!
と、腹がたったが、その娘さんの感覚も疑った。
私の父の病気の事は、その娘さんには話してある。
「月曜日は父の件で病院の対応があるので、私は月曜日は休みなのです。」
と、言ったが、それでも私に行ってほしいらしい。
社長に相談したら、
「かたつむりさんは月曜日は休みだから対応しなくていい。
 私か、他のスタッフが対応する。
 でも、今後このようなことが又あるだろうから
 支援の内容を見直したほうがいいね」
とのこと。
娘さんに社長の話を伝えると、
「母は、社長さんかかたつむりさん以外の人が行ったら
 知らないひとだと嫌がるから・・・」
と、社長か私に来てほしいらしい。
「社長も月曜日は予定がびっしりで無理なんです。」
と、言い切りました。ついでに、
「私も火曜日は、もう予定が詰まっていて、お母様の退院のお迎えの対応はむずかしいです」
と、はっきりといった。
そこで、
『ケアマネージャーの本来の業務は、
 支援の計画をたてて、支援者の連絡調整をするのが仕事であり、
 退院の迎えに行くのは本来の仕事ではない』
と、はっきり言った。
このご利用者様、実は昨年も同様なことがあって、
どうにもならないから
とりあえず私が対応するしかなくてやったのだが、
それが当たり前だと思ったらしい。
娘さんは
「じゃあ、どうしたらいいの!」
と、おろおろしはじめた。


私は、ご利用者様の病院の入退院時の対応は
基本は家族が対応するものだと思っている。
病院側も、他人が来ても困るのだ。例えケアマネでもだ。
病院側も、家族にしか話せないことや相談したいことが沢山ある。
もし、他人に対応してもらいたいのならば、
病院へ、それなりの説明や根回しを『家族』がしなければいけない。
利用者の病状等のやり取りは、『基本は家族』しかできないのだ。
それをわかっていない家族が意外と多い。
このことに関しては、仕事をしていて、本当にとても困っている。


娘さんには
「こういう対応は、ヘルパーさんにお願いすることが多いです。
 でも、あくまで介助だけであり、医師とのやり取りはできません。
 それは、家族しかできないのです。」
と、きっぱりといわせてもらった。
「ですから、今度お母様のところにいらした際に、支援内容の見直しを相談したいと思います」
と、つけくわえさせてもらった。



独り暮らしのご利用者様は
『覚悟』をしている人は多い。
『もう、何が起きてもおかしくない歳だから』、と。

逆に、離れて暮らしている子供が
覚悟ができていない人が多い。
『親に何かあったらどうしよう』と。
どうしようと思うなら、どうすればいいのか考えればいい。
でも、ケアマネに丸投げする家族がいるのだ。
それでいて、不満だけは言う。
そして、こちらが何か言うと『逃げる』のだ。
遠くにいるし自分にも家族がいるから一緒に住めない・・と。


同居であろうと別居であろうと
ほとんどの家族は必死に介護している。
遠方で介護が難しくても
家族として自分ができることを必死に考えている。
家族としての責務を必死に果たしている。

でも、ほんの一握りだが、『丸投げ』する家族がいるのだ。
 
 
二者択一しかないのだ。
共に暮らして、最後まで看るか、
離れて暮らしたまま、覚悟を決めておくか。
または
居宅サービスを使いながら、別居でも、できる範囲で自分で介護をするか
高いお金を払って、有料老人ホームへの入所とするか。
選ぶしかないのだ、現状では。

ここは、綺麗ごとは言えない。



ケアマネは、そして支援者は
『家族』や『子ども』が背負うべき
『責任と義務』までは背負えない。
少なくとも私は、背負う気はない。


『ご利用者様とそのご家族の生活と人生を守り支える』
という信念は変わらない。
でも、それは、支援者としての信念だ。

家族の責任と義務まで背負う気はない。



ケアマネージャーとしての責務は勿論果たす。

でも、正直、今の私は、
自分の父の人生を背負うだけでも精一杯というのも本音なのだ。


意識のない父が人工呼吸器を付けることが必要となった場合、
私が父の代わりに、それを拒否しなければならない。
私が書類に署名する。
これは、父から頼まれたことの一つである。
父の癌が治せないとわかってから、
私は父からたくさんのことを託されている。
中には、親類から非難を間違いなく受けることもある。
それでも、父の意志ならば、しなければならない。
母には、『親戚からの非難はすべて私が引き受ける』と、いってある。
父がそれを選択した理由をわかっているから、私は親類に反論する自信はある。
父の遺言を周囲に『否』は絶対に言わせない。
父から託されたこと以外でも、
この先、病気が進行して、父に判断能力がなくなった時に、
家族として私が判断して決めなければならないこともたくさんあるだろう。

でも、これらは、『娘』である私しか背負えないのだ。
職業がケアマネージャーであることは関係ない。
『娘』だから、背負わなければならないのだ。
この立場から、逃げるつもりは毛頭ない。


どうか、ご利用者様に関して
『家族』『子ども』としての責任と義務を放棄しないでください。
それこそ、ご利用者様にとって『一番不幸で哀しい』ことなのです。



拍手やコメントをくださったかた、
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は 後日書かせていただきます。
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『生きていく場』がなくなる高齢者

私が担当してる独り暮らしのご利用者様が
年末から、突然認知症の周辺症状が突然に出現し、
急激に悪化していった。
幻覚・幻聴・被害妄想が常に出ている状態だった。
すべての内容が本人を非難するものばかりなので、
更に、不穏・興奮状態を悪化させいった。
 
隣の県に住んでいる息子は、時折様子をみにきていたが、
母親の状況を把握できていなかった。
その息子の認識の甘さに、
担当ケアマネながら驚き、自身の詰めの甘さを反省した。
社長から引き継いだケースだからと安心してたのが、間違いだった。
肝心なところの認識が、すっぽり抜けていたのだ。


とにかく周辺症状がでてから、
息子が自分の母親の状況を認識出来るまでに時間がかかった。
精神科の受診を何度も勧めても、その必要性を理解してくれなかった。


しかし、本人が大きな『騒動』を起こしてしまったことが、
幸か不幸か、その息子をようやく動かすことになり、
その結果、ようやく精神科への入院となった。

だから、私も安心した。
周辺症状がおさまるための治療がようやく受けられるとおもった。



だが、今日、突然、息子から電話があった。
今日病院を退院して、
近所の有料老人ホームのショートステイに移ることになったとのこと。
理由を伺うと
『帰宅願望が強く、外へ出ようとするため、
 玄関を施錠を出来ない病院としては『看れない』』
と、いうことだそうだ。
つまり、病院を追い出されたのだ。


急激の悪化で、状況に対応できない家族が、やっと動いて
ようやく主治医を受診し、
その翌日に主治医から紹介された精神科へ入院となったので、
私はタイミング的に区分変更申請をすることができなかった。
ちなみに今は『要介護1』。

そのため、特養の申し込みもできない。
『特例』に該当するかどうかを今調べているところだ。


有料老人ホームやグループホームは経済的には厳しい。

我が家だって、自分の親を
有料老人ホームやグループホームに入れるお金はない。
特養だって正直厳しい。


私の担当している人は、
必要な支援が介護保険上認められなくて、
『必要な支援が受けられない人』がとても多い、
そして、介護保険サービスの利用料金に支払うお金を工面するのに
とても苦労している方ばかりだ。

そこそこの年金なので、軽減の対象にならないが、
生きていくために、医療費その他でお金がかかり、
介護保険サービスに支払えるお金が工面できないのだ。


この現状に、ケアマネージャーとしての自分の無力さを常に感じている。
どうやって、打開していけばいいのかわからない。


そして、現状と全く違う方向へ改正されていく制度と
それを考えている人達に怒りさえ感じる。


みな、受け取る年金は微々たるものだ。
子どもたちだって自分の生活と老後があるから
自分のお金を出すことが現実的にできない。

私の両親も私も同じだ。
正直、私も父が『癌の終末期』になった時のことを今から考えて、
お金のことで頭を抱えているのが現状だ。


お金がない、でも支援が必要な高齢者は、
どうやって生きていけばいいのだ?!
家族はどうすればいいのだ?!
 
 
ケアマネージャーとして、娘として、
やり場のない怒りをいつも感じている。




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ケアマネとして『大切なこと』

「お父さん、良くなるといいわね。」

私は、職場の会議で、父の検査結果と再発と思われる癌の発病、今後の検査と診察の予定を報告しました。
そして、父はもう、外科手術ができないこと、化学療法しかできないであろうことも伝えました。

その私の話を『聴いていた』同僚が発したのが、「お父さん、良くなるといいわね。」でした。


怒りでその場で、同僚を殴り倒したかったです。


私の説明を聴いていれば、ケアマネであれば、
父の『この先』のことはわかるはずです。
『良くなることは、まずない』と。
でも、同僚は、
前日に父の癌告知を一緒に聴いて、
必死の思いで仕事に来ている私にこの言葉を言ったのです。

思いやりのかけらもない、配慮のない浅はかな発言です。


「アンタに『ケアマネ』をやる資格はないっ!!」

そう罵倒してやりたかった。

でも、その言葉は、必死で飲みこんだ。


その代わり、PCメールにこんな非難の文章を書いた。

  「お父さん、よくなるといいですね」
  と、おっしゃった、その意図がわかりませんが、 
  この言葉は、今の私が『一番聴きなくない言葉』です。
  父は、もう良くならないのです。
  闘病生活を続けながら、でも、悪くなっていくだけす。

  私の説明を聴いていたのなら、わかるはずです。

  ケアマネージャーであるのなら、尚更です。
 
  親の命の期限を突きつけれて、でも必死に立っている人間に対して、
  傷つける『安易な言葉』を言うのはやめてください。

  自分の発する言葉に、責任を持ってください。


と、書きました。

 「アンタに『ケアマネ』をやる資格はないっ!!」

そう書きたかったけれど、それは堪えました。

この文章で気がつかなければ、言うかもしれませんが・・・。



普段からこのような発言をするということは、
ご利用者様とそのご家族の前でも、
間違いなく、人を傷つける言葉を言っているはずです。

普段出来ないことが、仕事で出来るはずがありません。


ケアマネの『自己研鑽』で一番大切なことをは
知識を増やすことでも、援助技術を磨くことでもありません。

ひとりの人間として『己を磨き・己を顧みて・己自身を成長させる』ことです。

それが、ケアマネとしての土台となります。

その土台の上に、福祉専門職としての『知識や技術』を積み重ねるのです。

今日『食べる物を手に入れる苦労』を知らない、
平和な時代だけしか知らない世代の専門職が、
命の危険と背中わせの戦争を経験し、
日々生きることに精一杯だった年代の方たちの支援をするのです。

普段が甘ったるい考え方をしている人間が、
専門職として何ができるのでしょうか。


浅い考えしかもたず、偉そうに先輩風をふかしている
『主任ケアマネ』を何人も見てきました。


これだから、ケアマネの『専門職』としての社会的な地位が認められないのです。
これだから、『ケアマネ不要論』がでるのです。


それを、誰もわかっていないのです。


ケアプランも大切です。支援の体制を整えることももちろん大切です。
 でも、ご利用者が家族が、一番求めているものは、
『私達の苦しさを、理解してくれる人の存在』
だと、私は思っています。
その想いをケアマネが受けとめてこそ、
本人とご家族が希望する
ケアプランにや支援体制に近づけことができるのだと私は思っています。


そうでなければ、表面上は整った、でも、薄っぺらい
ケアマネの『自己満足』なケアプランになるだけです。
 
 
自分の父に命の期限があると突きつけられ
自分にも『父親の介護』をする日が近い将来まちがいなく来る現実、
そして、自分が、残りの人生をかけて病気と闘う父のキーパーソンとなる現実、
これらを、必死に受け入れようとしているときに
同僚から心無い言葉を言われて、
改めて、そう思いました。


『特定の人を非難する内容は書かない』と、決めた想いは変わっていません。
でも、今回、自分にふりかかったことは、個人の問題だけではなく、
『ケアマネのあり方』にも通ずるものがあると思い、
あえて書かせていただきました。



非難はあるとおもいますが、
自分が間違ったことを書いたとは思っておりません。

私を非難する前に、
『貴方』は自分が人に対してどう接しているのか。
相手のことをしっかりと考えているのか。
自分の言動に責任もっておこなっているのか。
専門職として確固たる『信念』をもって、ご利用者様とそのご家族と向き合っているのか。

『それを、しっかりと考えてから、私を非難してください。』


たとえ、非難されても
この文章は訂正するつもりはありません。
そのくらい、自分の言葉に責任をもって書きました。



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『人』として誠実でありたい・・・

相変わらず、痛いです。
でも、どうにか仕事に行ってます。
訪問する利用者様やそのご家族に、
「かたつむりさん、身体大事にしてね。
 貴方に倒れられたら、私達どうしたらいいか困ってしまうわよ」
その都度言われております。

『自分は、利用者様やそのご家族の
 生活を人生を支える仕事をしているのだ。』

と、改めて実感しました。

利用者様やそのご家族不安を与えないように
しなければいけないと、痛感しました。



話は変わりますが、
私が担当させていただいている
あるおじいちゃまがいます。

家族構成は、
おじいちゃまご夫妻。
長男夫妻・小学生の孫娘ふたりです。


3世代が一緒に暮らしています。


この家の現在の大黒柱は
おばあちゃまです。

おじいちゃまが、身体が不自由。

長男妻は、家計を助けるために
ほぼ休みなく働いています。

そして、長男は重い病気で
いつ余命宣告を受けてもおかしくない状態です。

とても、厳しい状態で、
高齢のおばあちゃまが、
自分の旦那と息子を支えていました。


今日、モニタリングのアポイントを取ろうと電話をしたら、
奥さん(=おばあちゃま)が、
「今、息子の病院から帰ってきて、
 息子があと数日と言われてるの。
 一所懸命、命をつなぎとめてくれてるんだけど・・・
 今は(モニタリングは)無理なのよ。」
とのこと。


一緒に病院に連れて言った孫娘が熱を出してしまって、
孫を連れて帰るため、
今日はあまり息子さんのそばにいてあげられなかったそうです。

きっと、お孫さんはショックを受けてしまったのだろうと思います。


モニタリングどころではないのは当然です。

だから、私は、息子さんのことを第一にしてください。
と、お伝えしました。


この状況では、モニタリングは今月は出来ないかな・・・と、思いました。

私も、それなりに経験はありますので、想像はつきます。

しかも、ご自分の息子の命があと数日と言われたのです。

今、懸命に闘っている息子さんには失礼な文章になりますが、
もし、息子さんが亡くなったとしたら、
親が簡単に立ち直れないと思います。

ケアマネの相手を出来るとは思えなかったのです。

私は、結婚していないので、
親の立場はわかりませんが、
子どもが自分より先に逝ってしまうのは
哀しくて辛いいう言葉では片づけられない、
まさに『地獄』だと思います。

大切な身内を亡くすことだけでも
とても哀しいのです。
自分の子どもを失うという哀しみは
私には想像もつかないことです。

ストレートな言い方をすれば、
『親が子ども骨を拾う』のです。


だから、管理者(=社長)に
状況を説明し、モニタリングができないかもしれないと
伝えました。
とても、出来る状況ではないと思ったのです。


そうしたら、管理者は、
「本人(=利用者)は、いるんでしょう、
 月末でもいいから、短時間になっても構わないから
 モニタリングに行ってきて。」
とのことでした。


返す言葉が出てきませんでした。


この状況がどういうことが、
この人はわかっているんだろうか・・・と、
管理者の思考が理解できませんでした。


泣き叫ぶほどの哀しみを抱えて
大切な身内を家族を彼岸に送ったことがあれば、
安易に、訪問できないことはわかるはずです。


母方の祖父母が亡くなった時もそうですが、
4年前に大好きな(母方の)叔父が亡くなった時は、
私は葬儀後もしばらくは泣いていました。
今でも、叔父の死は引きずっています。


叔父を見送ったときの、母の顔が今でも忘れられません。
火葬場で叔父の棺が納められて、扉を閉められた時、
母と叔母(母の妹)は、抱き合いながら泣いていました。
自分より若い弟の骨を拾わなければならなかった母。
叔父の話になると、今でも母は涙をながします。


だから、
ウチ管理者はそういう経験を
したことないんだな・・・と、思いました。


ケアマネとして、『人の死』を経験しても、
一個人として、
本当の意味で『身内の死』を経験していないのだろうと・・・。


ウチの管理者は3人の子どもの母親です。
正直言って、子どものいない私よりも
ご夫妻の気持ちがわかるはずなのに・・・と、あきれました。



モニタリングに行かなければ、
その利用者の分は請求できませんから、
事業所としては、それだけ収入は減ることはわかります。


でも、利用者様とその家族が
哀しみに打ちひしがれているときに、
提供票を持って訪問できますか?


私にはできません。


息子さんの回復をもちろん願っていますが、
何度か息子さんともお会いしてますし、
利用者様ご夫妻からも息子さんの病状は
モニタリングのたびに訊いていますので、
状況が厳しいことはわかります。

同じ病気で、大好きな叔父が亡くなっていますので・・・。


だから、もし、結果的にモニタリング行けなくて、
管理者が何か言って来たら、
「損した分は私の給料から引いてくれ!」
って、言うつもりです。


ウチの管理者は
「ご利用者様の気持ちに寄り添うことが大切」
と、よく言います。

でも、
どんなに立派なこと言っても
どんなに理想を掲げても、
行動を伴っていなけれな意味がないのです。
相手の立場や気持ちを考えようとしなけれな、
ただの支援者の自己満足です。


ケアマネの仕事は、
 介護サービスの『ケアマネジメント』と、言ったりしますが、
でも、ご利用者様や家族の生活・抱えている問題
様々な喜びと悲しみも、出来る限り理解しようと努力を続けて、
それらも視野に入れて本人や家族を支援をしなければ、
『ただ、月に1回書類を持って印鑑をもらって帰る人』
になるだけです。


家に帰って、母にこの話をしました。
そのうえで、
 もし、私や姉が先に逝ったら、どうするか、
葬儀後に、ケアマネの訪問に対応できるか・・・と。

母は、
「世の中にはいろんな考えの人がいる。
 だぶん、あんたの会社の社長はそのことはわからないんだろう。
 たとえ母親であったとしても。
 きっと、お前のような考え方を持っている人間のほうが、
 少ないのかもしれないね。
 でも、お母さんは、マサ(叔父)の骨をみるのが辛かったよ・・・」

弟でさえもそうなのですから、子どもだったらもっと辛いはずです・・・。


相手の気持ちをすべて理解するのは不可能です。
例え、専門職であっても、ケアマネであっても。
自分は理解できていると思っている人は
自己満足でただのエゴです。

 でも、私は『相手の立場に立って考える』という努力だけは
これからも続けていきたいです。
 
 
私は、ケアマネである前に
専門職である前に
支援者である前に
かたつむり個人として
利用者様やそのご家族に誠実でありたいと思っています。
 
 
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ケアマネが書く言葉ではないよ!

随分前に、見つけたのですが、
ある人(知人:女性)のブロクにこんな言葉が書いてありました。


 『女は子どもを産んで一人前』


本人に訊いたら「若い時の考え」だそうです。が、
かといって、『今はそのようなことは考えていない』とは
ブログには載っていません。
   

未婚の女性(男性もそうです)や、
子どもを産まない人生を選択した(するしかなかった)夫婦、
子どもに恵まれない夫婦が
この言葉をみたらどう思うでしょうか?


この言葉は、
未婚女性や子どものいない女性を
完全に見下した言葉です。


この言葉を当てはめれば、
結婚していない私は、
半人前以下ということですね。


みな、一生懸命生きているのに
結果的に結婚や子宝に縁がなかった人に対して
随分失礼な言葉だと思います。
たとえ、過去の考え方であったとしても、
この『言葉』をネット上にのせるということが
どういうことかわかっているのでしょうか?


過去の考えだったとしても、
書いていい事と悪いことがあります。


私は普段なら、
こういう言葉を聴いても目にしても
まったく気にしません。
言いたい奴には言わせておきます。
私は世間に顔向けできないような生き方はしていません。
たとえ、結婚していなくてもです。


では、なぜ今回は過剰に反応したのか、
これを書いたのは、『主任ケアマネ』をやっている人だからです。
しかも、地域では結構人望のある人です。
 
 
はっきりいって、支援者としての素質を疑います。


人の心の痛みを知っている人なら書けない言葉です。


若いときの考え方と言っていましたが、
今も このような考え方を持っているのかもしれまん。
だから、平気で書けるのでしょう。


知っている人だけに、とても残念です。


怒りを通り越して、
哀しく、そして、むなしくなりました。


こんなひとが主任ケアマネをしているのですから、
ケアマネの質や専門性について
問われるのも当然です。


ケアマネ以前に人としてどうなのかと思います。



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何様のつもりだ!某包括!!

昨晩は徹夜するつもりだったのですが、
もう、身体が限界で、途中途中で寝てしまい、
朝食後も寝てしまい、気がついたら10時でした。
そんなわけで、たまった事務処理は、
昨晩から午前中はあまり進みませんでした。

今日は音楽教室はあきらめました。
行きたかったなぁ~(><)


先日救急搬送されたのおばあちゃまの病院への書類持参は、管理者が
「必死に治療しているときに、在宅復帰の話はおかしいから、
 病院と連絡を取って話を聴いて、
 持っていくタイミングは、かたつむりさんに任せる」
と、話が変わりました。
たぶん、また、変わると思います。


ウチの管理者は、指示や助言の内容が二転三転します。
本人が自覚があるのかどうかよくわかりませんが、
話がその都度かわるので、仕事で困ることが多々あります。

しかし、ケアマネとしては優秀らしいので、
「○○さんから色々を教えてもらえるからいいわね」
と、みんなに言われます。
私は笑って、あいまいに答えていますが、
『指導』らしい指導は、受けたことがありません。
基本は、『私が質問すると答える』と言う形です。
だから、私が疑問に思わず、質問しなければ、そのままです。
はっきり言って恐いです。


金曜日に某包括の所長から電話があったそうです。
『スーパービジョンの研修があるから、
 Aさんの資料を提供してほしいとのこと』

Aさんは、その包括もかかわっている方なんですが、
初心者一か月で担当になった時から、私には
色々と大変でどこから手を付けたらいいかわからない状態でした。
そんな直後から、某包括は、早く対応するように、
私をけしかけてきました。
私が、あることを家族に提案して、その返事を待っている間も
「かたつむりさんは何もしていない」
と、言われ、更には、
私の知らないところで、色々と動き、
介護保険のことなのに、
家族やサービス事業所にとって、
二か所から話が来るような
異常な状態になっていました。
混乱した状態を立て直すのに必死になっていたら、
今度は、某包括から困難ケースとして
Aさんのことを地域ケア会議で話し合うと言い出しました。
正直『困難な状態にしたのはお前らだろうっ!!』
と、思いました。
私のケアマネとしての支援の方向性はすでに決まっていたし、
担当者会議でも話して、了解を得ていたのに、
かき回されたわけですから。
ずっと、私が対応していないと遠回しに何度も言われましたが、
『私は自分の信念をもって利用者様とその家族をみて支援している』
と自信が持てるようになったので、
何を言われても、その都度ぶった切るようになってました。
そして、地域ケア会議で、某包括の所長から
あれやこれやと言われましたが、
私は、「こう思うので、この支援をしてきます」と、
間を入れずに、ぶった切るように、
自分の考えを言い続けました。
たぶん、私が一番話をしていたと思います。
地域ケア会議というより、私のケアプランの説明と質問に答える時間
となっていたよう思います。


そんなわけで、私としては、スーパービジョンを
まったく受けていないですし、
逆に、一方的に非難されて足を引っ張られたという、
嫌な記憶しかないのですが、
某包括の所長はスーパービジョンをしたつもり満々で
私に資料提出求めてきたようです。



何様のつもりなんでしょうね。


今日、管理者に、メールで
スーパービジョンを受けていないのに
なんで資料提供しなければならないか?
納得できないし、不愉快です。
という内容のメールを送りましたが、
『期限内に提出しなさい』
との返事でした。


私が、某包括の対応に苦しんでいるのを
管理者も見ていたはずなんですがね・・・。
忘れてしまったんでしょうね。


まだ、某包括の所長に連絡をしていませんが、
今の私は、何を口走るかわかりません。
プライベートなら、立ち直れないくらいまで
叩き潰すんですけどね。
仕事だから、ほどほどにしておきます。


そんなわけで、某包括の所長のおかげで、
貯めてしまっていたAさんの書類作成を
今晩中にやらなければなりません。
ほかに急ぎの仕事がいっぱいあるんですが・・・。


なんで、あの某包括の為に
徹夜しなけりゃならないんだよっ!!
まったく、頭にきます。


こんな包括ばかりではないことを信じたいです。


では、仕事に戻ります。


拍手やコメントをくださったかた
ありがとうございました。
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いつも、お返事が書けず、本当に申し訳ありません。




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自分の言動に責任持てよっ!!

介護業界の仕事に就いて、一番感じたことは、
 自分の言動に責任を持たない人が多いです。
間違いは仕方ないと思います。
私だって失敗だらけです。
でも、理由もなく、
前に言ったことと、違うことを言い出したり、
やったことを、最後までしないとか、
言ったことや、やったことを
忘れてるのか、忘れたふりしているのか、
よくわかりませんが、無責任な人が多いです。
そのくせ、私には『完璧』を求めるんです。


他人に厳しく自分に甘いってやつです。
 
 
 
てめえらっ!自分の言動に責任持てっ!!

こういう人たちが、
高齢者の支援の仕事をしていていいんでしょうか・・・。
おそろしいです。

『人のふり見て、我がふりなおせ』です。

仮眠はとるつもりですが、今日も徹夜の予定です。
夜食の準備はできています。
 
 

福祉業界は、仕事を教えるとか、指導するとか
そういう考えがあまりないような気がします。
私は、自分の今までの経験から、どうしてもそう感じてしまいます。
自主性を持ってほしいと言えば、聞こえはいいですが、
ようは『放置』ですよね。教えようとしない。
『自分で勉強して覚えて』です。
確かにそれは、大切ですが、
部下や後輩が失敗した時に必ず先輩や上司・責任者が
しっかりとフォローする覚悟があればいいのですが、
そこまでの考えがあるとは思えないのです。
上記に書いたように、カッコいい言葉は幾らでも言えるのです。

『それは、あなたの責任よ。(私は知らないわ)』

で、終わってしまうような気がします。

ケアマネ業界は『責任者』は、
上司ではないんだ・・・って、最近思うようになりました。
一般企業で働いていた経験が長いので、
介護業界の考え方から、私は逸脱しているのかもしれません。
 

各事業所が上司・先輩が
部下や後輩を育てる力を持たなければ、
福祉業界の各専門職の社会的立場は上がらないと思います。
事業所単位で、人材を育てられなければ、
専門的地位の向上を社会が認めるはずがないと
私は考えています。
一般企業は、新人が仕事を覚えられなければ、
指導した人間の責任と言われる場合もあるくらいですから。


また、辛口になりましたが、これは、私の本音です。

では、また仕事に戻ります。


拍手やコメントをくださったかた
ありがとうございました。
コメントのお礼のお返事は
後日改めて書かせていただきます。
ご了承くださいませ。



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本人しか見ていないサービス事業所と仕事はしたくないっ!

おはようございます。


昨日、頭にくることがありました。


私が担当している、あるおばあちゃまがいます。

独居で家族がなく、姪御さんがキーパーソンです。
姪御さんはいつも色々なことを対応してくださる方で、
無理をしていないだろうかと、心配になるくらいです。


おばあちゃまは、ひどいもの忘れがありますが
ADLはほぼ自立で室内は自分で歩けます。
ある程度のことは自分でやれます。

ただ、体力的なものと疾患があるので、
訪問介護の生活支援、訪問看護が入っており、
閉じこもりを防ぐことと、刺激のある生活をするために
デイサービスにも通ってます。
 
訪看さんから、
「最近横になっていることが多いし、
 痩せているから褥瘡ができる心配がある。
 褥瘡予防マットレスを入れたほうがいい」
と、言う話が出ました。


私はそれを受けて対応しようとしたのですが、
軽介護度者のため、褥瘡予防マットレスは対象外と
いうことを、今更ながら知りました。


そんなわけで、初動がおそくなったので、
訪看さんから、「早く入れてくれ」と注意されました。
それは、もっともだと、反省しました。


ウチの責任者に、
軽介護度者の福祉用具貸与の利用手続きを教えてもらい、
主治医に文書で、褥瘡予防マットレスが必要である旨の意見を頂き
福祉用具の会社と連絡をとり、
納品日をきめて、その日に担当者会議をやることにしました。


そうしたら、訪看さんは、
「時間の調整ができないので、
 自分が支援に入るときの時間に合わせて会議を開いてほしい。」
と、いってきました。

まず、そこで、少しカチンときました。
『てめぇら中心に、動いてるんじゃねえ!
 利用者様とその家族が第一だ!』
と、心の中で叫びました。
(私、口が悪いんです)


実は、姪御さんのご主人が重い病気で、今度手術することになり、
手術することにより、ある障碍を抱えることになってしまうことになるんです。
姪御さんは、ご主人とおばあちゃまの二人を看なければなりません。
これはとても大変なことです。

だから、私は姪御さんに
「無理をしないで、何かあったらいつでも言ってください」
と、話してました。


納品日の前日、姪御さんから連絡があり、
「夫の病院から電話があり、明日来てほしいと言われた。
 時間が納品日と重なるのでどうしよう」
とのことでした。
私は、「納品日と担当者会議はまた日を改めましょう」と伝えて、
納品日を延期することにしました。
まずは、姪御さんのご主人のことを優先しました。
おばあちゃまは寝たきりのかたではないし、
寝返りも打てますし、
デイサービスからは褥瘡の予兆の報告を受けてませんでしたので、
(ここのデイサービスさんは何かあればすぐ報告をしてくださるので)
数日遅れても大丈夫と判断しました。


各事業所に納品書と担当者会議の延期を報告しました。
そうしたら、訪看さんに、
「納品だけでも出来るでしょう!なんで延期にしたの!」
と、怒られました。
私は、本人は対応できないので、
納品の立ち合いや契約をするのには、姪御さんがいないとできないと返答し、
出来るだけ早く、納品できるよう手配する旨を伝えました。

まあ、確かに早いほうがいいと思い、
姪御さんに連絡をして納品日を改めて相談し、
当初納品日だった日の、次の日に納品をすることにしました。
そして、その旨を電話で伝言と言うかたちで訪看さんに報告しました。


その翌日(納品日)に、訪看の所長から、ウチの責任者に電話がかかってきて、
「かたつむりさんは、対応が遅すぎる、書類も大事かもしれないが、
 褥瘡ができては大変だから、早くいれてほしい。
 早くしないと褥瘡ができてしまうと、スタッフのみんなが心配している」
と、なかばクレームような電話があったそうです。


どうやら、外出中だった所長と担当者に
納品日を伝えてほしいと電話で伝言をお願いしたのですが、
伝わっていなかったようです。
そこでまた、カチンときました。
『そこまで騒いでいるのなら、伝言くらい伝えろっ!』
って、思いました。



それよりも、頭
にきたのが、キーパーソンの姪御さんの
今の状況を全く考えていないことです。
今の時点での訪看さんは、おばあちゃまの、
床ずれができたら大変ということしか視点がないとしか思えないのです。
姪御さんは、夫とおばあちゃま(姪御さんにとっては叔母さん)の
ふたりを看なければいけないです。
これは、心身の負担がとてもの大きいと思います。
ご主人の病院から呼ばれたことによる、精神的な不安もあったと思います。
そして、今後のご主人の介護に対する不安もあるはずです。
本当に姪御さんは大変だと思います。
だから、姪御さんの今の状況を考えて、
おばあちゃまの今の体調や皮膚状態をかんがえて、
私は考えて、納品の延期の判断したのでした。


ちなみに、その電話の30分後に、私も立ち合い、納品は無事に終わりました。
  
  
私は『支援者は、本人だけでなくその家族も含めて支援する』
のが普通だと思っています。
私の段取りがわるくて、手配が遅れたことは、正直に認め、反省していますが、
本人を支援する家族のことを考えられないような、
視野の狭い事業所とは、一緒仕事をしたくありません。


かなりの辛口になりましたが、今の私の本音です。


拍手をくださったかた、ありがとうございました。



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